Amazon Echo、Echo Plus、Echo Dot(アレクサシリーズ)を天井に吊るして喫茶店のような自然な音楽に包まれる環境を作る方法をご紹介します。
対象製品:
Amazon Echo Plus(第2世代)
Amazon Echo(第3世代)
Amazon Echo(第4世代)
Amazon Echo Dot(第3世代)
BGM用のスピーカーはなぜ天井設置?

天井設置の主な目的はスピーカーと耳の高さを離すことです。
音楽鑑賞のように「音楽を聞く」そのものが目的の場合はスピーカーと耳の高さを揃えるのがセオリーですが、BGMのように「空間全体にさり気なく音楽を満たす」ことが目的の場合、耳とスピーカーの高さを出来るだけ離したほうが良いとされています。高さを離すといっても床置きでは家具や人など音を遮るものが多く不自然に聞こえるため、BGM用のスピーカーは天井付近がベスト、というわけです。
また、天井に吊るすことで部屋のどこで聞いても聞きやすくなるという効果もあります。以下は6.3m x 3.3m(約13畳)の部屋で、テーブル置きと天井設置において耳に届く音の強さを表したイメージ図です。下の天井設置の方が音の強さの変化が穏やかなのが分かると思います。

Echo(Plus)の天井設置について

Amazon Echo・Echo Plusの天吊りブラケットを3Dプリンターで作成しました。可能な限りコンパクトに設計したので、まるで天井からEchoだけがニョキっと生えているようでとてもかわいいです。そのかわり設置後の位置・向きの調整はほとんどできませんので、取り付け方法をよく読んでから設置をお願いします。
セット内容
・ブラケット本体 1個
・六角ボルト(M4x10)1本+予備1本
・タッピングネジ(4×40)2本+予備2本
別途用意するもの
・セロファンテープ
・鉛筆
・プラスドライバー
取り付け方法
※Echo(第3世代)の写真で説明していきますがEcho(第4世代)も取り付け方法は一緒です。
1. Echoの底面を清掃し、汚れ、油分を取り除く

2. A面から六角ボルトを差し込みテープで固定する

3. B面にEchoをしっかりとねじ込む

4. A面を天井の取り付け位置に当て、向きを決める

5. ブラケット側面の凹凸を鉛筆で天井にマーキングする

6. 天井から下ろし、ブラケットを取り外す

7. ブラケットを天井のマーキングに合わせネジで固定する
※下地またはアンカーに合わせて8つの穴のうち2つを利用

8. ブラケットにEchoをしっかりとねじ込む

注意事項
- 天井の取り付け位置に下地があることを確認して下さい。下地がない場合は必ずアンカー等で補強して下さい。
- 万が一落下しても危険のない場所に取り付けてください。ベビーベッドの真上などは避けてください。
- 定期的にゆるみの有無を確認し、ゆるみを繰り返す場合は直ちに使用を中止して下さい。
- 設置の際または使用中にブラケットが破損した場合は直ちに使用を中止して下さい。
Echo Dotの天井設置にも対応
リクエストを頂いたのでEcho Dot(第3世代)の天井ブラケットも作成しました。
- 天井にネジで台座を固定
- Echo Dotをはめ込む
- 落下防止リングを付ける
と簡単に設置でき、設置後の向き変更も自由にできます。
まとめ
天井設置で一番良かったことは、やはり部屋のどこからでも音楽が聞きやすくなったことです。今までは聴く位置によって音量の変化が激しく不快だったのですが、それが無くなりました。またテーブル置きに比べて見通しが良くなったからか、Alexaの音声認識の認識率が上がったような気がします。Amazon EchoシリーズをBGMデバイスとして利用している方は天井設置を検討してみてはいかがでしょうか。
コメント